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2017年 02月 09日

季節労働者

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現在のアメリカ農業に関連する季節労働者のことは何も知らない。トランプのメキシコ国境の壁、云々(でんでんではない)で昔を思い出した。

少なくとも40年近く前、アメリカ西部の農業地帯は明らかにメキシコ人季節労働者により支えられていた。リンゴの大産地であるアメリカ、ワシントン州やオレゴン州との果樹園と南カリフォルニアの柑橘果樹園を行き来する連中がいた。カリフォルニア州で冬、春、夏とオレンジやグレープフルーツの収穫をし、シーズンが過ぎれば移動して、ワシントン州で秋にリンゴの収穫で稼ぐ、それを繰り返す。少ないが白人労働者もいた。「ホーボー」の名残か。

また、ワシントン州とメキシコ、さもなくばカリフォルニア州とメキシコといった具合に国境をまたいで移動するメキシコ人もいた。一応、ウェットバックと呼ばれる不法入国者だった。ソーシャルセキュルティーナンバーが導入される以前の時代で、当時、不法入国者であっても各州の運転免許を問題なく取得できた。昔、そのような連中と一緒に働いていた。

リンゴ専門で、北半球のアメリカと南半球の大産地ニュージーランドを季節で往復し、1年中リンゴもぎを生業にしている者の話も聞いたことがあった。

話は違うが、国際協力事業団の海外研修員受入事業が全て東京中心だった30年前、半年間は東京で研修監理員をし、半年はタイ、バンコクで暮らす連中も当時確かに存在した。現在、事業が地方へ移ったことやタイの物価も大幅に上がった状況の下、あとは言わずもがなだ。

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by nshimaafrica | 2017-02-09 06:24 | 2013年5月21日以降 | Comments(0)


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