誰でも、印象の強かった小説や映画などで勝手に想像したイメージの国、土地があると思う。
テレビで「ダウントン・アビー」の大団円を見終わった。自分の頭の中の様々な妄想のジグソーパズルの
ピース一つ一つが符合して「イギリス」の国全体、「イギリス人」のイメージができあがったことを繰り返し認識させられた。
初めてロンドンを旅行したのはザンビアから日本へ帰る途中立ち寄った1986年1月だったが、
それ自体が妄想ピースの一つにしか過ぎなかった。
寒かったこと、JALナイロビが用意してくれたメイフェアホテルが快適だったこと、スペースシャトルの爆発などが記憶に残っている。
俺の場合、東アフリカの植民地、例えばザンビアやマラウイ、ジンバブウェ、タンザニア、ケニア、南アフリカなどの
生活や旅行から見聞した経験が基になって宗主国イギリスのイメージを形づくっていたのだと改めて思う。
後から、更にカリブ海の島々、マレーシアや香港、オーストラリアなどの旅も加えて、
色々な地域のイギリス連邦諸国から勝手にイギリスを妄想した。
それが「ダウントン・アビー」の世界だったのだ。
また、貴族の没落のテーマは、時間的な妄想へ広がる。
現代からその前の18世紀まで、時代を頭の中で勝手にイメージして遡って行けるのも楽しい。
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