インターネットを使えば「 Radio Garden 」のように視覚的に世界中のFM放送を探せる。
本当に便利な世の中になったものだ。
世界各地で流れている音楽が、自分の勝手なイメージと随分違うことに驚く。
ナミビアなどは、英語の他にドイツ語放送も行われている。
旧宗主国と旧植民地の関係もわかりやすく、
たぶん今でもバカンスの為にドイツからの直行便が飛んでいるはずである。
街の中の標識もまた、英語とドイツ語が併記されていた記憶がある。
アフリカでは、英連邦の国々に接する機会が多かったので、
ナミビアの街並みを初めて見た時、その違いに気がつき驚いた。
空港の雰囲気がまず違う。無駄がなく効率的だった。
首都のウィントフック市内の歩道、車道の区割りや全体の造りが、
イギリス植民地と全く違った。
部屋のドアノブ一つとっても違う。
ナミビアの旅は、快適だったが、なんとも言えない違和感が残った。
何年も経ってドイツを旅した時に、それが何だったのかはっきりとわかった。