札幌に暮らすと、本州の暑さを完全に忘れてしまう。年中寒いのが基本になり、
5月になっても、早朝にストープで部屋の温度を少し温めたくなる。
ネット上で情報の入ることになっている多くのドサンコ達は、ここの気候が当たり前として身についている。
本州進出しようなんて時々聞こえてくるが、実は本州の夏の暑さについて全く気がついてないのではと思えてくる。
一旦、向こうへ行ってしまうと、その暑さを体験済みの奴はすぐさま思い出すだろうし、
初めての奴はたぶん大いにうろたえてしまうだろう。
こんなはずではなかったと。
そういえば、大学の同好会に所属していた時分、先輩に北海道出身者がいた。
夏休みが始まるとすぐさま北海道へ帰郷し、同好会のイベントがあると東京へ戻ってくる。
夏休みが終わりかけでも、短くても必ず再び北海道へ帰っていた。
単純に田舎へ戻りたいではなかったと思う。
たぶんあの気候に飢えていたのだ。
そのように口走ったのを何回か聞いたことがあった。今にしてなるほどと思い出している。
旭川で営業をしていた時、出張先の道北地方で北海道外へ出たことのない獣医師どおしが口走っていた。
「夏、本州では、日陰に入っても暑いのだそうだ」・・・・と不思議そうにうなづきあっていた。
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