1990年代、北海道に、もちろん旭川市にもBLUE HOUSE(ブルーハウス)という雑貨店があった。
道民にとってブルーハウスの存在が、どんな特別な意味を持ち得たのか知らない。
90年代半ば、突然新聞のチラシで倒産セールを知った。
日頃、日頃手に入らないような様々な高級品雑貨が二束三文の値段だった。
今もなお着続けているダウンジャケットやダウンベストもその時に手に入れた。
内側にノースフェイスのロゴが付いていた。メイドインUSA、アメリカ製だった。
当時、Norh Face は、まだ日本ではあまりポピュラーでなかった。
確か10分の1くらいの捨値で買った記憶がある。
また、テレビの台になっている整理ダンス(チェスト)も買った。
メキシコの松材。一人で動かすのも大変なくらいの重さ。
たぶん、ブルーハウスのような、道民にしかわからない意味があちらこちらに潜んでいるのだろう。