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2011年 08月 02日

マラウイ: 娘が英語に慣れるまで 1997年8月~2000年9月 Malawi

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娘の初めて友達はアメリカ人だった。歩いて10分ほど離れた所に住んでいたので、休みの日でも容易に行き来する事ができた。カリブ海ジャマイカの黒人の母親とヨーロッパ系白人(たぶんドイツ系)の父親だった。二人姉妹の姉が娘の同級生だった。休みの日、早く学校が終わった日にはいつも遊びに行ったり来たりしていた。最初、遊びに来た時は、白人夫婦の娘かと思っていたが、お互いに行き来するうちに、母親がジャマイカ生まれであることがわかってきた。優に180cm はあろうかという大柄なゆったりとした女性だった。父親は典型的なアメリカ人で一緒にいて疲れることは少しもなく、娘たちがいて初めて成立する家族のつきあいだったが、不愉快な思いをした覚えは全くなかった。但し、食事中のムチムチしたビーグル犬にちょっかいを出して手を噛まれたことはあったが。

マラウイの人々が自らを田舎の国と思うほど、南アやナイジェリアのように擦れていない。資源を持たない小さな山の多い土地柄というのもあったかもしれない。普段、生活してぴりぴりとした緊張感はなかった。そんな雰囲気の下、娘が行った国際学校自体も周りの自然環境も広々として全てがゆっくりとしていた。後に住んだトリニダード島の、犯罪が隣に眠っている雰囲気とは雲泥の差があったと思う。

娘には言葉で最初大きな負担をかけたが、アメリカ人の友達ができて英語が格段にうまくなっていった。英語環境に慣れ親しむことができたことで生活は大きく変わっていった。

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by nshimaafrica | 2011-08-02 09:23 | 1986年-Malawi | Comments(0)


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