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2011年 08月 08日

アメリカ:カリフォルニア州 L.A. へ 1980年~1982年 U.S.

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専攻が元々落葉果樹だったので1981年12月初めからから2月末までの冬の3ヶ月間、カリフォルニア州の大学で特別に受講することができた。ワシントン州ウェナッチーの長距離バスデポからオレゴン州ポートランドで乗り換えでカリフォルニア州ロスアンジェルスへ向かった。

ポートランドのグレイハウンドターミナルで、久しぶりに様々場所から研修生が集まった。多少興奮し大きめの声で話ししていた時のことだった。警備をしていたフル装備の女性からホイッスルか何かを突然鳴らされ、声を低くするようにと短く注意された。拳銃はいつでも取り出せる状態で、既に手を添えながらの実質的な警告だった。アメリカの生活に慣れていた俺たちも一瞬凍りついた。まだまだアメリカ国内での田舎者だった。
あの女性は警官だったのだろうか、よく思い出せない。

ポートランドからロスアンジェルスまでなどという本当に長いバスの移動はこれが初めてだった。車中一泊のグレイハウンドバスの中には、ロスアンジェルスで乗り換えてヒューストンまでも行く乗客もいた。何時間かごとに休憩があり、比較的長めの夜の休憩には、トイレの洗面台で頭を洗い、ほとんど裸で体も洗っている者が何人かいた。大便は有料で、閉まるたびにドアノブの側へコインを入ればければ入れなかった。まだ残り香が漂うトイレのドアが閉じる前に、大便をしたいならここを使えと親切に手招きをしてくれる奴もいた。気持ちだけはありがたかった。また、休憩所には、ピンボールがどこにでも置いてありバスが止まるたびに遊んだ。

ロスアンジェルスのグレイハウンドバスターミナルには日中に着いた。バス停の大便トイレのドアは、治安のためなのか全て外れていた。力づくで外されているようにも見えた。トイレの近くには血だらけの男が倒れていた。バスターミナルのある場所から歩いて離れて行く間中ずっと Give me money と呼び止められ、何回も手を握られ、そのつど振り払わなけらばならなかった。そんな時代だった。どうしてこれだけ有名なバスターミナルの近くが物騒なのか、逆に治安の悪い所にどうしてバスターミナルがあるのか不思議に思った。

それからラティーノが多い通りを通り過ぎていったような記憶がある。


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by nshimaafrica | 2011-08-08 13:21 | 派米農業研修生(USA) | Comments(0)


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