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2011年 08月 14日

北海道:もと深名線沿線 1992年~1997年 Asahikawa

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学生の時登った山の名前やその時の様子は克明に思い出せるのだが、北海道の旭川へ移ってから登った山は、数少ないが全て頭の中でごちゃ混ぜになってしまっている。夢の中で山道を歩いているのだが、どこの山をどこへ向かっているのかわからず、このまま降りられないのではないかといつも心配になった。夏山なのに寒そうですぐにでも冬になる気配がその辺に漂っている。肌に馴染まないのが悲しかった。

もともと生来の感覚になかった「湖」は、北海道に移ってからのもので自然に受け入れられたのか、何の抵抗もない。未だに「岩尾内湖」がなつかしくて頭の中で俯瞰しながら湖の周りや湖への行程を巡るのが楽しい。旭川から北へ繋がるいろいろな道は、営業の仕事で通ったものだが特に江丹別から名寄へ向かう国道275号線沿いは昔国鉄の深名線があった地域で、旭川に住んでいながら通るたびに自分の中の「北海道」を感じていた。いったいこの道はどこへ行ってしまうのかなどと空想させる道だった。自分が認識できた現実の一旦は、東京から移り住んで養豚を生業にしている人が二組いたことと共済組合ぐらいだった。養豚業の生活は非常に厳しいのがすぐに伝わってきた。5月半ば過ぎになっても山には雪が残っている土地だった。だが勝手ながら、幌加内、朱鞠内、母子里等たぶんアイヌの言葉が由来になっているであろう地名は、十分それだけで自分の中だけのロマンを掻き立てるものがあった。何回となくドライブに行った。

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by nshimaafrica | 2011-08-14 10:13 | 1986年-Malawi | Comments(0)


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