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2011年 09月 09日

マラウイ: カネンゴの電気屋 1997年8月~2000年9月 Malawi

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カネンゴKanengo はリロングウェ市の中心から北、空港へ行く途中の地域名だ。そこに住む電気技師は、個人営業でどこへでも出前出張で来てくれて、依頼すると約束通り施設の電気修理をしてくれた。電気の配線、据付、電気製品の修理等、電気に関することはパソコン以外何でも修理できた。普通に出会うマラウイ人よりも陽気な性格と雰囲気だった。名前は忘れてしまったが印象が強く、今でも顔ははっきりと思い出せる。スウィッチボックスのカバーをはずし中身を切った貼ったの作業をしているのだが、その切りくず、削りカスが外したカバーの中に貯まっていくのだが、それを払わないでカスが入ったままカバーをしてしまうような作業は、典型的なマラウイ人の仕事だった。後からショートしてしまう原因を、何かしら必ず残してしまうのだった。だが、基本的にピンを望んではいけないのだ。それでも、他の電気技師と比べるときちんと仕事をしてくれる方だった。

アフリカのザンビアやマラウイでどんな分野でも、例えば車の修理屋、通関業者など、きちんとした仕事を依頼できるようなテクニシャン、専門職を見つけるのが本当に難しい。噂と口コミが最も信頼できる情報源だった。唯、噂と口コミは彼らのレベルであり、そのままこちらの条件を満たしているとは限らなかった。運良く一旦信頼できる人材を見つけると後は楽だった。要はきちんとした仕事に対する対価として支払いが生じることを理解しているか否かの問題だった。ところが、カリブ海のトリニダードのような開発途上でも先進国でもない国では事情が異なった。常識としてある程度の水準を誰でも満たしてくれるのだが、時々相手を見て「手を抜く」奴が、どんな分野でも必ず存在した。だから相手するのにもくたびれるし、お金も無駄にすることが少なからず発生した。たちが悪いのだ。この感覚はアメリカでも同じだった。広すぎて簡単に他人を頼れない状況だからという理由だけでなく、他を信用出来ない、だから自分自身で調達し直してしまおうの発想に繋がっているのではないかと思えた。

カネンゴの電気屋はよく「nice cold drink」が待っている、と度々口にしながら仕事をしていた。本人はコーラのこと指していた。それは妙に本当に冷たそうで、美味しそうに聞こえたものだった。

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by nshimaafrica | 2011-09-09 13:05 | 1986年-Malawi | Trackback | Comments(0)
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