世界一周の中で一番印象の深かった地域は中東だった。いい意味でも、わるい意味でもエジプトでの移動が思い出深い。
カイロに到着して最初に驚いたことは、トイレットボウルの中に付いてある洗浄ノズルだった。日本のシャワレットと違いノズルが収納されるような洗練された機器ではなく、つまりそのまま取り付けられたままなのである。気持ち悪くてとても使用できそうもない。またトイレットペーパーを流したらすぐに詰まりそうだった。
シャワールームで使用済の水が床の下水溝へきちんと流れ出す状態の宿に、エジプト滞在中に残念ながら1回も泊まったことがなかった。どの安宿も必ず下水が詰まっていた。シャワーを使用する時間が長くなるにつれて、サンダルを履いていても足元から汚れた水が、少しずつくるぶしくらいまで溜ってきていつもいやな思いをした。
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