Google mapから
家族3人でアメリ西部のモンタナ州を中心にレンタカーでドライブ旅行した時のことだった。
旅はほとんど終わり、最初にレンタカーを返すためにビリングスへ戻る途中だった。
娘は当時まだ中学生くらいだったろうか。
はっきりと思い出せないがまだ子供だった。
大陸の広さは娘にとって単調なドライブに過ぎず、飽々していた様子だった。
周りの景色に大きな変化はなく、つまらないと言う。
時々寝たり起きたりの繰り返しだった。
突然、「何か見える」。
たくさん人が殺されて苦しんでいるのが見えると言い出した。
からかわれているのかと思ったが、本人は至って真面目だった。
ふざけた表情ではなかった。
紛れもなく冗談ではなかった。
怖い、怖いと娘は言った。
アメリカインディアン居留地を横目にドライブをしていたことに気がつかなかった。
程なくしてThe Battle of the Little Bighorn の表示が現れた。
実はこれが初めてではなかった。
数年ほど遡る。高知県須崎の高台の借家の中で同じ事が起きた。
娘だけ着物を着た女の子を見えたらしい。
妻もその場にいて、どうして見えないのかと言われた。
借家の裏山が竹林と墓地だった。
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