やはり誰でも多少思う時があるかもしなれいが、
性格は簡単に変わるものでないだろう。
脳味噌が損傷して機能が変わってしまうようなことがない限り、
まず変わり様がないはず。
とんでもない辛い経験による精神的外傷も損傷に変わりない。
自分自身の場合、大きく変わるのは気分だけである。
歳をとって少しだけ客観視し、コントロールする方法がわかり、
幾分マシになってきた。
未だにわからないのが、遠い昔の別の行動だ。
気分ではなかったと思う。
過去を振り返り思い出しても、未だに理解不能なことがある。
23歳の頃、アメリカから帰国してから、異常な程、食事をする速度が鈍くなったことだ。
昔からそして今もそうだが、いわゆる早食いである。
ゆっくり食べたいのだけど、つい早くなってしまう。
それが、何故か全く意識しないで、その時だけ遅くなった。
当時も何故遅いのだろうと自覚したが、自然に遅かった。
日が経つにつれて気づかぬ間に元に戻ってしまっていたが、
未だに印象深く、繰り返し何故だったのだろうと思い出してしまう。
実家にいて食事を用意する手間がなくなってリラックスした。
だとしてもかなり変だった。
箸を取り、おかずを取りに皿に手を伸ばし、つまみ上げて口に入れる手順が、
スローモーションのように遅かった。咀嚼するのも同じ。
少しも不愉快ではなかった。
1ヶ月近く続いた。
もう一度あの精神状態を再現できたらと願う。
ザンジバル島のホテル屋上での食事が比較的に近かったかもしれない。
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