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2017年 10月 12日

ヤンキーの世界と真逆の感性 (BS1スペシャル「父を捜して~日系オランダ人 終わらない戦争~」)

いわゆる日本語の「ヤンキー」をアメリカ人へ説明しようとするなら、
北東部に住むアメリカ人の俗称とは全く関係ないことをことわっておくのが妥当だろう。
語源がどうであれ、まず最初にきちんと前置きして説明しておかないと
とんでもない誤解を招くおそれがあると想像できる。

そこで日本語のヤンキーを端的に説明するのに、簡単に理解してもらう方法を考えてみた。
だが、そもそも自分の「定義」自体がかなり怪しく、一般的に抱くイメージと自分の解釈に
大きな隔たりがあっては、説明もへったくれもない。

まず、斎藤環の考え方に納得しているので、それを基本にゴチャゴチャとこじつけてみた。

目立つのが大好きである。
心意気がすべてである。
気合がすべてである。
ノリが大事である。
絆が大好きである。
論理を無視している。
本人は理屈があっていると思っている。
仲間内の正義感がある。
寄らば大樹の陰である。
一般的に表現型の部分は若者が代表している。が、メンタル的には中年にも当てはまり本当は年齢に関係ない。
時々反体制的にふるまおうとするが、思い切り保守である。元い、保守のフリである。
伝統が大好きである。否、古式ゆかしい伝統的な雰囲気が好きなだけである。
相田みつを的感性が好きである。にんげんだもの。

といったことを英語で説明したところで、何のことだが意味不明になることは明らか。

最近、テレビでトム・ハンクスとメグ・ライアンが出演した「You've Got Mail」の映画を見た。
その中で、トム・ハンクスが「ゴッドファーザー」のセリフを引用していることで閃いた。
ヤンキーは、ファミリーの中の一番下っ端から、
重厚さを抜いてペラペラにしたチンピラ風マインドを持っている連中と言ったら少し無理があるかな。

もしかして、目立つのを控えた一般的な日本人になってしまうかもしれない。

BS1スペシャル「父を捜して~日系オランダ人 終わらない戦争~」を見て、
彼女らの納得の仕方に典型的西欧の感性の一端を感じた。

ヤンキーと真逆である。

ヤンキーの世界と真逆の感性 (BS1スペシャル「父を捜して~日系オランダ人 終わらない戦争~」)_a0183811_08010895.jpg




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by nshimaafrica | 2017-10-12 08:12 | ★溜まった妄想 | Comments(0)


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