BS海外ドキュメンタリー「ママ・コロネル」と呪術

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昨晩、夜中から始まる海外ドキュメンタリー「ママ・コロネル」を見た。

コンゴ民主共和国(旧ザイール)キサンガニで警察に勤務するタフな女性警察官の日常を追う。
2000年頃に発生した戦争犯罪被害者やDV被害の子供たちのため、
シェルター運営に関わる様々な出来事を取り上げていた。

キサンガニは、地図からすると広大なコンゴ盆地の低地に位置するようだ。
34年前に住んでいたザンビアの隣国といえどもとんでもなく、
果てしなく遠い土地だろうと頭でわかっている。
違う言語、生活圏の人達であろうと推測できる。

当時はザイールと呼ばれていた。国境を少し越えてみたが、
フランス語が全く理解できずすぐに引き返した覚えがある。

最近のドキュメンタリーにもかかわらず、以前と比べても画面が醸し出す生活スタイル、
表情、雰囲気が似ていることや、何かしら細部にサブサハラで共通する点があることに驚いた。
特に印象に残ったのは、何十年経っても、基本的に呪術の世界が紛れもなく存在していたことだ。
人々が同じ呪術を受け入れるレセプターを共有している様子などが、相変わらずなのだ。

日本も同じ。数十年前まで、狐憑きがあり、現代に至っては何のことはない「新興宗教」などに形を変えているにすぎない。
呪術と共通する要素が日本人にしても変わらず存在する。
つまり基本的に地域差などあまりない。

時間の経過にしても同じだ。
人としての進歩などギリシャの哲学者がなんやかんや悩んでいた時代、
2000年前だろうが3000年前だろうが比較しても大して進歩していないことは確かだ。
だから戦争も起こるし誰もが下らないことでやはり悩む。
ただ「様々な技術やその効率」だけが恐ろしく進歩した点が異なる。

現代の薬におけるプラシーボ効果なんてどうだろう。
正に呪術を共通項とする精神構造とあまり変わらないのではないかと妄想する。

ザンビアなどでは、魔法陣のように、泥棒よけに窓や入り口に「呪い」「魔除け」を鶏などの生贄を使っていた。
「呪い」「魔除け」をかけたという「噂」が広がれば、実際に泥棒が侵入できなくなるのだ。

つまり集団催眠のような効果が実際にある。同じレセプターを持つ者どおしにはある程度効果が期待できる。
俺の知る限り、これは事実だ。
西洋のエクソシスト、悪魔祓いなども見かけが洗練されているだけで本質はほとんど同じだと思う。

そこに全くの部外者がズカズカと入りこんだ場合がほとんど漫画だ。
全く効果がないのだから。

マラウイ:見えなかった泥棒1 リロングウェ1997年8月~2000年9月 Malawi


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by nshimaafrica | 2018-08-09 10:14 | ★溜まった妄想 | Trackback | Comments(0)

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