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2011年 07月 31日

青森:野辺地での講習 アメリカへ 1980年 Aomori

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派米農業研修生、北海道、東北ブロックの選考を兼ねた講習は、青森県の野辺地で1979年9月と翌年3月に、合わせて数週間行われた。講習の内容はともかく、すでに亡くなってしまったが、当時の所長のユニークな個性だけは今でも忘れられない。

枕言葉が決まっていた。年齢のため口元が幾分緩んでいたが、「まあ、お前たちにはわからないだろうが、・・・」から話がいつも始まった。

日本軍としてフィリピンで戦い、中隊の中で唯一の生き残りだということ、かの山下財宝を山の中に隠した場所を知っていたこと、戦後しばらくして国会議員を動かして埋めた財宝を探す探索隊を組織しフィリピンへ再度行ったこと、結果は、財宝を埋めた場所が流れが変わったことにより、ちょうど川底になってしまい残念ながらあきらめるしかなかったこと等、にわかに信じがたいような話を次々と披露してくれた。

中でも気に入ったのは、自分自身も戦後、アメリカへ渡り働いた時の話だった。実は結婚して子供がいたにもかかわらず、独身と称して派米の前身である制度でアメリカへ行ったらしい。動機は、日本を負かした国とはどういうものか是非、自分の目で実際に見てみたかったとのこと。話しはこうだ。農場で働き始めた時は、農場主は自分を軽んじていた。ある日、暴れ馬がいて農場の誰もが手をつけられない状態にあった。それを見ていた若き日の所長は、裸馬の後ろから開脚とびで軽々とジャンプして乗り、そして悠然と辺りを乗り回したそうな。一部始終を見ていた農場主は、お前は一体何者なのだと質問をした。そこで若き日の所長は厳かに答えた。自分は元大日本帝国陸軍騎兵部隊将校である、と。それ以来、自分の扱いが別になったという話だった。

まだ素朴で若い講習受講者達は、唖然として口を開けながら聞いていた。仮に話のサイズを小さくしたとしても、記憶にどこか間違いがあったにせよ、こちらに聞き違いがあったにせよ、そもそもこんなにも痛快で面白い話を未だかつて聞いたことがなかった。但し、この武勇伝等、その他一連の話を毎年繰り返し話ししていたようであった。しかしながら、今でも自分がこれまで会った人物の中で、尊敬すべきユニークな一人であったことに少しも変わりはない。

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by nshimaafrica | 2011-07-31 08:03 | 派米農業研修生(USA) | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 30日

東京:預かった猫 1986年~1991年 Tokyo

写真猫と文中猫は関係なし
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友達から猫を一週間?ぐらい預かってくれと頼まれた。アパートで動物を飼ってはいけなかったが、妻が猫好きであることと一週間ぐらい問題ないだろうということで、とりあえず引き受けた。やってきたのは子猫ではなかったと思う。若くもちろん、かわいい猫だった。名前はあったかもしれないが、ここで飼うのだからと縞模様から妻が勝手に「ウズラ」と名づけた。日中どのようにしていたのか忘れてしまったが、数日経ってから家の中だけではかわいそうと、追いかけられる範囲でアパートの外へ出した。ちょろちょろとうろつき回っていたが、ふと目を離した瞬間、アパートの塀のわずかな隙間へ頭を入れ始めた。これはまずいと思い手を伸ばしたが間一髪間に合わず逃げられてしまった。すぐさま表に回り塀の下を見たがいない。道の脇を探したがいない。散々辺りを探したが結局見つからなかった。仕方なく画用紙に猫の似顔絵と電話番号を書いて辺りの電柱に貼りまくった。数日過ぎてもうだめかとあきらめかけていた矢先、電話があった。

言われたとおりその場所を尋ねていくと、ほんの近くの焼き鳥屋だった。格子戸を空けると止まり木の上にちょこんとウチの猫「ウズラ」が座っていた。焼き鳥屋のうまいものを毎日食って満足しているように見えた。

妻よりタマゴではなくウズラとの指摘あり。

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by nshimaafrica | 2011-07-30 10:35 | ★ワンコ、ニャンコの類 | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 29日

トリニダード・トバゴ:島の日々の始まり 2001年11月 Trinidad and Tobago

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by nshimaafrica | 2011-07-29 21:17 | Trinidad の頃 | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 29日

セントルシア:島の小さな空港にて 2002年1月 Saint Lucia

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トリニダード島へ戻る帰りの飛行機を、セントルシアの2つある空港のうち小さな方の空港、Vigie Airportで待っていた。レンタカーを空港で早めに返してしまったので時間はたっぷりあった。本当に小さな待合室には、俺達家族だけで他に一人、二人だった。空港横の透き通った海の砂浜で遊んだが、すぐに飽きてしまいとどの詰まり時間を持て余していた。いつのまにか東洋系の女性がいることに気がついた。女性は三十代半ばの日本人という雰囲気だった。やはりこちらに気がついたのか、軽く会釈をしてきた。日本人ですかと声をかけると、はやり時間を持て余していたのか好意的に反応した。カリブの島々で日本人と会うのは珍しいこと、旅行会社に勤務し休暇できていること、現在の旅行業界において手がつけられていない最後の地域がカリブ海であることなどが話題になった。話が変わり、カナダほど人種偏見のひどい国はない、あんな国へもう二度と行きたくないと彼女は言い出した。仕事でカナダへ入国する時に、根堀葉堀聞かれた上で偏見をもろ出しされ、嫌がらせに近い応対をされたとのことだった。旅行業界で百戦錬磨の経験をしているように見えた女性だったが、一種のトラウマになっていると彼女自身が告白したのには驚いた。

数年後、世界一周の途中、カナダのモントリオール空港に入る時に別室に通され細々と質問されたことがあった。結局、アイテナリの書類を見せて事無きを得た。数年前のセントルシアでの彼女の言葉が自然に思い出された。

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by nshimaafrica | 2011-07-29 11:42 | Trinidad の頃 | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 28日

銀河ヒッチハイク・ガイド (2005) The Hitchhiker's Guide to the Galaxy

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トリニダードで見た。最高に面白い。ものすごくイギリスっぽいのがいい。このユーモアは、日本で受けたのだろうか。どのキャラクターも傑作だ。

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by nshimaafrica | 2011-07-28 21:56 | ★映画、テレビ | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 28日

アメリカ:22年ぶりにアメリカを旅して5 シアトルの朝 2002年7月 U.S.

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マイアミ、シカゴ経由、他離着陸を繰り返し、シアトル空港に到着した時には、サマータイムでも既に真っ暗闇になっていた。22年ぶりのシアトルだった。空港の貧弱さに驚き、こんな所だったのかと記憶の曖昧さを実感せずにいられなかった。予約したホテルの送迎用シャトルバスが空港出口に迎えに来た。空港から20分ほど離れたホテルにチェックインした。トラベロッジという名前で二階建ての細長い建物だった。期待していた建物と大いに違っており、すぐに肩から力が抜けていくのがわかった。荷物を引きずって、二階の部屋に入ると無意識にエアコンのスイッチをすぐに入れた、トリニダードにいるように。しばらくして、部屋の中はエアコンを使うほど暑くないことにやっと気がついた。その夜は3人とも疲れていてすぐに眠りについた。

翌朝、多少時差ぼけがあったに違いない。いつもよりも早く目が覚めた。妻と娘はまだぐっすりと寝ており、まだまだ起きて来る気配はなかった。そっと部屋のドアを開けるとシャープな光線が差し込んできた。外は雲ひとつない青空だった。光は完全に22年前と同じだった。駐車場は広く、派手で一見してわかるリタイヤした日系人夫婦の団体旅行客が集まっていた。彼らの所作を見るたびに、はるか昔の記憶が呼び覚まされてきた。紛れもなく「アメリカ人」だった。体の内側から興奮が沸き上ってくるのを感じた。

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by nshimaafrica | 2011-07-28 08:38 | ★溜まった妄想 | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 27日

トリニダード・トバゴ:レザーバック 2005年 Trinidad and Tobago

娘が課外教室で撮った産卵の写真:2005年3月

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この写真が撮られた1ヵ月ぐらい後?、島の東海岸へ妻とレザーバックの卵の孵化を見に行った。
レザーバックの背中は甲羅ではない。

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by nshimaafrica | 2011-07-27 23:04 | Trinidad の頃 | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 27日

アメリカ:ワシントン州オロンド10 吐き気 1980年~1982年 Orondo, WA, U.S.A.

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冬場、どんよりとした空の下で、毎日りんごの樹の剪定を一人で繰り返していた。プルーニングタワーという作業位置を上下して高さを調節、且つ移動できる機械に乗りながら、ラッパー(日本で言う植木鋏のような道具)を使い、矮化樹へ更新する前の大木を相手に朝から晩まで剪定していた。冬の間、8時から仕事が始まり、昼1時間休憩、夕方5時までが労働時間だった。朝は比較的時間があったので、ゆっくりとテレビを見ながら朝食を作ることができた。当時、日本でも白黒テレビが珍しい時代に変化していたが、トレーラーハウス備え付けのテレビは白黒だった。

ある日、1月末か2月始め頃だったと思う。朝、テレビのスイッチをつけると、どこかの局の白人女性アナウンサーがいつものように出てきた。もちろん音声は英語だった。当たり前なのだが、「変」だと思った瞬間、急激な吐き気に襲われた。画面の白人女性が「気持ちわるい」と思った。食べ物にあたったわけではなかった。体と頭が分離していたような気分だった。たぶん、当たり前の状況を体が拒否したとしか思えなかった。生理だけが別の反応をしたとしか考えられなかった。

今まで目に映っていた事象は、単に映っていただけなのかもしれない。急に脳味噌のスウィッチが入り、現実を認識するのに可能な状態になったとしか考えられなかった。アメリカに着てから半年以上経っていた。

日本に戻ってから別の形で同じようなことが起こった。

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by nshimaafrica | 2011-07-27 09:20 | 派米農業研修生(USA) | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 26日

エターナル・サンシャイン (2004) Eternal Sunshine of the Spotless Mind

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ケイト・ウィンスレットがいい。海のシーンが効果的だ。舞台が冬であることが、なお更雰囲気を盛り立てて現実っぽさを創り上げている。

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by nshimaafrica | 2011-07-26 22:03 | ★映画、テレビ | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 26日

ベトナム、東アフリカ、TT: 熱帯と亜熱帯 Vietnam, East Africa, TT

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ハノイは亜熱帯、ホーチミンは熱帯に属する。亜熱帯と熱帯は、あまり違いがないように思いがちであるが、それはとんでもない間違いだ。亜熱帯は、寒く感じる時期が紛れもなくあり防寒具が必要となるくらいだが、熱帯は、年中暑い。暑い時期と寒い時期に幾分差はあるが、常夏に変わりはない。今住んでいるベトナムは南北に細長い国なので、亜熱帯から熱帯と両方の気候を合わせ持つ。人々の生活の違いだけでなく、考え方その他、多方面に渡り様々に気候が影響しているのはではと感じるのは当たり前という気がする。

初めて生活した「熱帯」は、カリブ海の島国トリニダード・トバゴだった。すぐにわかったことは、これは暖房の代わりに冷房が存在するのだということだった。一年中、冷房が必要であることは、一年中寒い土地で一年中暖房をつけている状態と同じことだということだった。それは、北海道のような土地に住んでいたからこそ、逆に理解しし易いかったのかもしれない。

熱帯が快適だと思うのは、寒い土地と比較した場合のことだ。寒い国からのバカンスなら疑いなく快感に感じるであろう。だが、年がら年中暑いと季節感がなくなり、トリニダードでは、唯一12月のクリスマスや学校の休みなどのイベントを通じてのみ体感することができた。いろいろな出来事を頭の中で季節と関連付けることができかった。

マラウイやザンビアなどの亜熱帯の高原の場合、雨季、乾季、寒い時期と明瞭でそれなりの趣が感じられるが、トリニダードの場合、狭い島であること、加えて純然たる熱帯で気温差がなかったことから、南部アフリカでの生活のようにくっきりと思い出すことができない。たぶん、年を取ってしまったという別の理由があったからかもしれないが。

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by nshimaafrica | 2011-07-26 12:27 | ★溜まった妄想 | Trackback | Comments(0)